インドの映画
インドの有名な俳優がアメリカに入国する際、名前のせい(イスラム系の名前だと審査が厳しい)で長い取調べを受けた、という記事を読んだのは先週のこと。
今朝の新聞にその俳優の写真が載っていて、びっくり。
これはあの私がフランクフルトへの行き帰りに夢中になってみた映画の主役俳優ではありませんか。
名前は知らなかったけど、シャー・ルク・カーンって方なのね。
機内のサービスであるかもと期待していた映画がまったくなくて、まあこれでもいいか、と見たRab Ne Bana Di Jodi(ヒンドゥー語映画。英語字幕)が本当に面白くて、結局行きに2度、帰りにも1度見てしまった。
内気で内向的なSurinderが恩師の先生の娘さんTaaniにあったとたん一目ぼれ。でもそのTaaniは結婚式の準備で忙しいって状況。
そのTaaniが美しくて素晴らしい。本当に活き活きしてこの世になんにも恐れるものはない、といったふうで。
ところがそこに結婚式に向かっていたバスが事故にあって婚約者も亡くなったというニュースが。そしてTaaniの父が倒れる。
娘が天涯孤独になるのではと心配でたまらない教授は、SuriderにTaaniと結婚してくれないかと頼む。そしてTaaniは了承する。
Taaniに自分の部屋を明け渡して自分は屋根裏部屋に移りTaaniを大切にしなんでも望みは聞いてあげたいSurinder。
ダンス教室に通い始めたTaaniの姿をそっと見たいSurinderは親友に頼み髪型、服装などで変身し教室に行くが、踊りのパートナーとなり訊かれて名前をRajと名乗る。
社交的で思ったことを口にし、だじゃれもとばすRajに最初はへきへきしていたTaaniはだんだんRajに惹かれてくる。
シャー・ルク・カーンの演ずるRajとSurinder一人二役上手いです。特にSurinder。カーンって大スターでかっこいいはずなのに、この平凡で不器用なおじさんの感じが良く出ていて。
ここであさはかにも私はひげとか、額の傷とかそんなことでRaj=SurinderだとTaaniが気づいてめでたしめでたし、だと予想していたけれど、インドは深かった。
「どっちも同じ君じゃないか」という親友に
「Taaniは内気で凡庸なぼくを好きにならなくてはいけない、陽気で楽しいRajでなく」というSurinder。
人は何の中に「神」を見るのか。
Suriderが彼女のために何が出来るのかと考え、そして覚悟した。その気持ちが底にあってその彼だからこそ「神」を感じさせたのでしょう。素晴らしいエンディングです。
他にも女の子が本当に欲しいものについての会話なども良かったし、はじめてお弁当を作ってもらったSurinderが通勤時に突然歌い踊りだすシーンも大好き。
私はミュージカル体質(嬉しいと踊ったり歌いだしたりしたくなる体質)なので、インド映画で感情が高ぶったときに皆が踊りだしたりしてもなんの違和感も覚えません。
なんども見たので踊りおぼえちゃったよ。だから映画館で見ていたら立ち上がって一緒に踊りたいくらい。インドの映画館ではそんな光景は見られないのかなあ?
BBCのサイトのこの映画に関するページは
http://www.bbc.co.uk/shropshire/content/image_galleries/bollywood_buzz_rab_ne_gallery.shtml?
写真とあらすじが載っています。(注;あらすじのある部分はまったくでたらめです。どうして?写真だけ見ましょう)
ほんとうに良質のロマンティック・コメディなので最近流行でハリウッド版など作られそうだけど。そのときは主演はヒュー様でしょうね。
Rajがサングラスかけるとインドのヒューグラント。いや、シャー・ルク・カーンにとってはヒューさまがイギリスのシャー・ルク・カーンだというかも。
隣の席で一緒に映画を見ていたMさんはおとなしいダンナのSurinderを「ちょっと岡田君に似てますよね」などと言ってたし、どちらにせよ素敵な俳優さんです。
会話も良く練られているし、コメディ部分の
We are travelling the love lane.Down the road,we will meet again.なども楽しい。
インドの人ってこんなに愛や人生について深い考えがあるの?
2008年の映画。2時間が短いです。
日本の公開はあるのかな。
こんな映画を見てしまうとますますインドに行きたくなるなあ。
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ちょっと前にイギリスから届いたBrideshead Revisitedのドラマを少しずつ見ている。イヴリン・ウォー原作で今年には映画も作成された作品。


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